綿のい・ろ・は |
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「当店のお仕立て品は薄くても暖かいんです。」

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その秘密は何と言っても、きもの綿にあります。製綿した綿を巻き取り紙に巻き取り、きつく締めて最低でも2週間以上寝かせます。時間をかけて綿を締めて、ようやく、薄くて暖いきもの綿が出来上がります。
きもの綿とは一言で言えば着物に入れる綿のことですが、サーチエンジンで「きもの綿」を検索してもほとんど検索にかからない語句になってしまったようです。ファンヒーターなどの暖房器具が発達したことと、普段着として着物を着られる方がほとんど居られない状況では致し方ないのかも知れません。
冬の暖房が火鉢や囲炉裏しかなかった時代が長く続いてきました。当然のことながら家庭内でも防寒の必要があり、着物にも綿を入れ暖かく過ごせるよう工夫してきました。
祖母や母の若い頃は、嫁入り道具のひとつとして着物を持参しました。雪国の寒い冬を嫁ぎ先で暖かくすごせるように、
冬用の着物にはきもの綿を入れ、綿入仕立てにした晴れ着と普段着の着物を持たせたものだそうです。
普通の綿でも暖かいですが、着た時にきれいな線がでなくなってしまいます。事実、着姿気をする方々から、薄く暖かいきもの綿がが好まれて来たから今も残っているのです。
エコライフが見直される時代になってきました。暖房温度を少し下げて、昔ながらの当店の綿入れを羽織り、自然の暖かさを感じながらゆっくり流れる時を過ごしてみませんか。
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